第18章 総決算と決意*
「急に何言ってンスか!隊長!隊長は最初から東卍の......特攻隊のモンでしょ。これだけは誰にも文句は言わせないっすよ。だよなぁ!兄貴!」
「ああ。何を言われるかと思えば一員にしてくださいも何も特攻隊は貴女のものですよ。生かすも殺すもあなた次第。リツさん。俺たちは貴女が特攻隊の隊長でないと着いていくつもりはありません。それに俺たちが勝ったら帰ってくる約束だったでしょ。」
「隊長は考えすぎなんすよ。他の隊のみんなだって貴女を裏切り者だなんて思ってないっすよ。ね?そうでしょ?他の隊の方々。」
「やっと帰ってきたな。リッカさん!寄り道しすぎなんだよ。」
「おかえりなさい。リツカさん!傷の方は大丈夫ですか?」
「も〜遅いっすよ。少しは俺らのことも頼ってください!」
「リッカ。やっと帰ってきやがった。芭流覇羅に勝ったんだ。結果オーライだろ。オマエらの居場所はココだ。」
「特務は特攻隊の隊長のオマエがいないと仕事が増える。勝手に居なくなろうとすんな。」
「な?リッカ。考えすぎだって言っただろ?」
ドラケンは緊張と不安で震えていたリツカを見上げるとニカッと笑いそう言った。
その瞬間、リツカの目から涙が溢れて思わずリツカは頭を下げた。
『〜〜ッ。みんなっ!本当にごめんなさい!でも、ありがとう!』
「リア」
『マイキー.....』
「おかえり。リア。」
『ただいま。』
【リッカ!リッカ!リッカ!リッカ!】
マイキーは手を差し出すとリツカの手を握る。
その手が暖かくてリツカは『ああ、私帰ってきたんだ』と実感した。
「これから特攻隊は名前を改めて"零番隊"と命名する!総長直属の特別部隊だ!蒼葉六花!オマエにこの部隊を任せる。結果を出してオマエの言う罪滅ぼしを見せてみろ!」
『はい!総長の仰せのままに。』