第18章 総決算と決意*
「芭流覇羅の半間修二だ。芭流覇羅にはずっと頭(トップ)がいなかった。だから.....この戦いに負けて東卍の下に付くことにした。」
「は?」
「どゆうこと?」
「芭流覇羅は東京卍會の傘下に降る!!!」
「え?(リッちゃんどういう事だよ!)」
『......』
タケミチはリツカに視線を向けるするとリツカは残念そうにそして悲しそうに首を横に振っていた。
「芭流覇羅300人が東卍(ウチ)の下に付くってことかよ」
「つまり東卍が450人に.....」
「すげーな東卍どこまで膨れあがんだ。俺ら!」
「ワクワクするな!」
タケミチの不安とは別に周りからは嬉しそうな声が聞こえてくる。
酷いめまいがした。
マズイこのままじゃ飲み込まれる!と。
【東卍!東卍!東卍!東卍!!】
「(ちょっと待って、傘下って合体するのと同じじゃねぇか.....!!リッちゃんと場地君の努力は!?せっかくマイキー君は一虎君を殺さずに済んだのに!東卍は勝ったのに!!)だからあの時リッちゃんはやっぱりって言ったのか。」
『(ああ、飲み込まれていく。目の前の東卍がアイツの手で真っ黒に染められていく。)』
ギリィィ.....
爪が食い込むほど力を入れられたリツカの手から血が滲み出す。
そんな中誰もが飲み込まれていることを知らずに歓声はさらに大きくなっていった。