第18章 総決算と決意*
「改めてようこそ東京卍會へ。花垣武道。
そしてよく戻ってきたな。蒼葉六花。」
「ハイ!!よろしくお願いします!!!」
『先の件はご迷惑をおかけしました。またよろしくお願いします!!』
2人はそう言うと勢いよく頭を下げる。
「おう。さて。集会始まんぞ!」
【ハイ!!!】
「今日はオマエらにとって大事な集会だ。覚悟しとけ。」
ドラケンがそう言った瞬間
マイキーが現れ、後ろから半間が現れると辺りが一瞬にしてざわめいた。
「芭流覇羅!?」
「え.....!?」
『やっぱりか.....』
「(やっぱりってどういう事だよ!リッちゃん)」
リツカはそう言うとコツコツとヒールを鳴らしながら進んでいく。
「ちょっ!リッちゃん!」
バッ!
後を追おうとしたタケミチをドラケンが止める。
「リア。来い。」
『はい。』
マイキーの手に導かれながらリツカはマイキーの隣へと立った。
「(リッちゃん何を。っ!?)」
そしてさらにタケミチが驚いたのは3人の後ろから現れた千冬の姿だった。
「(半間に.....千冬.....それにリッちゃん!?)」
「今日の集会は荒れンぞー」
─────「血のハロウィンの総決算だ!!」
ごくん。あまりの緊張感にタケミチは思わず固唾を飲む。
その間にもギャラリーはざわめいていた。
「オイオイ 」
「なんだアイツ」
「なんで東卍の集会に芭流覇羅の野郎がいんだよ?」
「(この集会で俺に話があるってきいてたけど.....千冬と半間とリッちゃん.....どういう事だよ。マイキー君)」
ざわめく中マイキーは静止の声もかけず唇をきる。
するとその場の全員が口を噤んだ。
「血のハロウィン。芭流覇羅300vs東卍約150。あの圧倒的な不利な状況の中オマエら一人一人頑張りで勝利を掴み取った。負けた芭流覇羅の副総長半間から挨拶がある。」
マイキーの開始の言葉ともに半間は前に出ると物怖じもせず声高らかに話し始めた。