第17章 ハロウィンと隠し事
『(エマは......エマはマイキーの側に居てあげてね。12年後側に居れない私の代わりに。)じゃあ私帰るね。』
「リア。一緒にいてよ。」
『!』
ピタッ。リツカは一瞬動きを止めて目を見開く。
まるで心の中を見透かされたような一言にリツカの頬に冷や汗が伝う。
「そうだ!リツ姉も付き合ってよ!」
『え、ああ。いいけど、せっかくの兄妹水入らずなんだから遠慮しとく。』
「なーんだ。残念!」
「ダーメ。リア。俺とデートしてよ。」
『え!いや、でもエマがいるでしょ?』
「私のことはいいよー。ドラケン私に付き合ってよ!」
「別にいいけど。いいのかよ。」
「「いーの!」」
あっさりと了承する2人にリツカとドラケンは混したような表情をお互い浮かべる。
すると、エマがそそっと近寄って来てリツカに耳打ちした。
「あのね。マイキー実はリツ姉と女の子たちがデートしてるところ見ちゃったぽいんだよね。だからちょっと不機嫌だから付き合ってあげて。((ボソッ…」
『ウソ!あれ見られてたの!?((ボソッ…』
あちゃー見られてたとは。
そりゃ機嫌も悪くなるよね。
私ももしエマが妹って知ってなかったら絶対嫉妬してたし。
『でも本当にいいの?折角の兄妹水入らずなのに』
「だよな。」
「俺ともデートしてよ!恋人同士になってから1回もしてないじゃん!!他の奴らより俺との時間優先してよ。」
「わ、私もドラケンとで、デートしたい!」
リツカとドラケンはお互いに顔を見合わせるとふっと笑って2人の前に立った。
「分かったよ。」
『も〜マイキーは仕方ないな。でもそれ食べてからね。』
そう言うとリツカは食べかけのパンケーキ2つを指さした。
「えーいいじゃん。早く俺ん家行こ」
『だぁめ。食べ物は粗末にしちゃ行けません。』
「じゃあリアも食べるの手伝ってよ。はい。」
『え、あ、んぐっ!』
少し口を開けた瞬間
マイキーがスプーンで大量のホイップクリームをリツカの口に放り込む。
するの口に収まりきれなかったクリームがリツカの口を伝い、服と手にこぼれ落ちた。