第17章 ハロウィンと隠し事
「ひ、」
『(あーやっぱりそうだよね〜泣いちゃうかも)』
【わあぁ!!大きい!!】
『「え?」』
「おおぉぉ!!すごぉぉぉい!でっかい!でっかいー!」
『ドラケン....なんかよくわかんないけどナイス!』
「すごおぉぉぉい!!おっきい!抱っこ!」
「抱っこして!」
「お願い!」
「た、助けてくれリッカ!どうしたらいい。」
『(ふふ。東卍の副総長も子供には勝てないか。)みんな落ち着いてこの人たちはいい人たちだよ!私の友達なの!』
「お姉ちゃんの友達?」
『うん。そうだよ!いっぱい遊んでもらいな!』
「ちょっ、リッカ!」
【わーい!!】
『(良かった〜てっきり泣いちゃうかと思ったぁ。)』
内心ほっとしながら、子供たちに襲われているドラケンたちに向き直る。
『ドラケン。それに三ツ谷もどうしたの?』
「エマの奴がオマエを呼んで来いってよ」
「まぁなんだ。オマエに用事があるんだと。ドラケンに着いてけ。」
『え?まぁそれはいいけどまだ本こんなに残ってるんだよね。読み終わってからじゃダメ?』
「俺がやっとくから。ほら行け」
『え、ちょ、ええ??』
訳もわからずリツカはドラケンに手を引かれ子供たちといた広場から部屋の前へと連れていかれる。
『用って何?』
「まぁ、開けてみろよ。」
そううながかれ扉を開けた瞬間だった。