第13章 出会いは突然に【番外編】
『.....はぁ。』
マイキーが言う通り2人は問題ばかりを起こし、その度にリツカは頭を悩ませる日々が始まった。
ことある事に内輪モメを起こし、街に出ればゴロツキと喧嘩.....挙句の果てには警察と揉め事。
気が休まる日なんてなく、リツカのストレスは溜まる一方でここ最近食事が喉を通らなくなるほどストレスが溜まりに溜まっていた。
『2人ともなかなか打ち解けてくれないなぁ。』
「よォリッカ.....ってオマエ隈すげぇな寝てねぇの?」
『もう2週間くらいまともに寝れてない......』
「何があったんだよ。」
『最近海國と海寿が警察や半グレとモメ事ばっかり起こすから、しりぬぐいで夜ゆっくり寝れてないんだよ。オトモダチにまで迷惑かける始末だし。』
「なるほどなー。そのオトモダチも大変だな。」
『今はあの二人が面倒事起こさないように交代でオレの代わりに見張ってもらってるよ。』
「それで?浮かない顔してどーしたよ。」
『ドラケン〜.....助けてぇ〜』
まるで屍人のように起き上がったリツカはうーうーと唸りながらドラケンの方に視線を向ける。
「あ?どうしたんだよ。」
『早く副隊長決めなきゃいけないのに、2人ともなかなか打ち解けてくれなくてさぁ。最近じゃ、そこら辺のゴロツキにまで手を出してて.....もうオレどうしたらいいんだよ。』
「そこまで弱音吐くなんてオマエらしくねーな。」
『ドラケンはどうやってマイキーと仲良くなったの?』
「あー....鮫島って言うやつのパシリやってて、ソイツがマイキー呼んでこいつったから、呼びに行ってマイキーが鮫島をボコってから仲良くなった。」
『うわぁ....全然参考にならん。』
「あ"ぁ!?ンだよそれ!場地よりマシだろ!」
『どんぐりの背比べ〜』
そうだ。場地も場地でぶっ飛んだ出会い方をしていた。
漢字を教えて貰って、リンチにあっていたところを助け、ペヤング食ったら仲良くなった.....?
これはこれで話がぶっ飛びすぎている。
どうしたらそこまで仲良くなれるんだよ。
おかしいだろ。