第12章 運命の天秤
「早くしろよ。タケミチ!」
「(芭流覇羅No.3 羽宮一虎。この人に着いて行ったらやべぇんじゃねぇか?)」
『(一虎....なんでタケミチを芭流覇羅のアジトになんて。とにかく何が起きてもタケミチを守らないと。)』
「リッカ、タケミチ!緊張すんなって!みんなに合わせてやっからよ。」
「(みんな?ひょっとしてこれって場地君に会えるチャンス?けど.....ちょっと怖ェ....)」
『(でも上手く行けば稀咲を追い出すことが出来る。あんな未来には絶対にさせない。)』
『(見ててね杏花!)』
「(見ててくれヒナ!)」
一物の不安を覚えながらも、3人は芭流覇羅のアジトへと向かった。