第11章 呪われし約束を胸に
『あはは.....まさかタケミチに励まされるなんてね。』
「え?」
『私も杏花を救うためだったらなんだってする。例えそれが無茶だって言われても私は私の大切な人全員を救いたい!』
「義姉さんまで....本当ぶっ飛んだ発想ですね。でもありがとう。落ち込んでるのがバカらしくなりました。アホすぎて」
「え?ねぇねぇなんでいつも一言多いの?」
『本当、毒舌だよね』
笑顔の2人の顔にピキリッと青筋が浮かぶ。
「でもドラケン君を救ったのにこんな事になってんだ?」
「....」
「マイキー君とドラケン君が二人揃ってんのに稀咲の入る隙なんてなくない?」
『確かにドラケンが生きていれば東卍が巨悪化する事なんてないはずなのに.....』
「.....龍宮寺の今調べてみる価値はありそうですね。」