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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第3章 Contact


「よっしゃセーフ!」

「オイマイキー、後ろの伊織死んでるぞ。」

「大丈夫?」

『…ゼェ、ゼェ、、、死ぬかと、思った…』











速すぎ、マジで。

え?12年前の私すごすぎない??

毎日こんなの乗ってたの???












「ハハッ!伊織だっせ!」

『うるさいなぁ!元はと言えば、万次郎が起きるの遅いのが悪いんじゃん!』

「えー、だって俺遅刻しても別にいいし。
遅刻してヤベェのエマと伊織じゃん。」

「またそんなこと言って…」

『圭くんみたいに留年しても知らないから!』

「いや、アレはまた別。」

「アイツは馬鹿すぎるのが悪い。」











そうなんだよなぁ、

授業出てない癖していつも赤点は回避する2人。

その裏には私とたかちゃんの努力があることをこの人たちは理解しているのだろうか。












「じゃ、ウチこっちだから!」

『あ、じゃあまたね〜エマ!』

「うん!」











学年の違うエマとはここでお別れ。

確か中3の頃はけんちゃんと万次郎が同じクラスで、私だけ違うクラスだった筈だ。











『じゃあまた後でね。』

「おう。」

「またねー
…ねぇねぇケンチン、屋上行ってフケようよ。」

「1限体育だけどいいのか?」

「まじ?じゃあ体育終わったら屋上行こ。」

「いいぞ。」











流石不良。

自由だなぁ。





いくら不良とはいえ、現代では考えられない様な言動に思わず苦笑する。

…時代の流れってすごいな、、、












と、少しおばさんくさいことを考えながら、私は自分の席に着いて授業を受けた。
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