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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第12章 Hospitalization


ガラガラ


『ただいま〜』

「あ、伊織…俺ら…」

『ごめんね、みんな』

「え?伊織さん?」

『心配してくれたんでしょう?
私が病み上がりなのにフルート吹いてたから…
音聞いてたらちょっと吹きたくなっちゃったの…
心配かけてごめんなさい』

「?…!」











伊織さんの言葉に疑問を抱いていると、伊織さんの後ろで人差し指を口元に当てている三ツ谷くん

…余計なこと言うなってことかな…













「あー…いや、俺たちも急に悪かった。
話もロクに聞かねえで…」

「うん…ケンチンの言う通り。
ごめんね、伊織…」

「悪かった」

『…みんな…私は大丈夫…
もうしないから…実際むせちゃったしね。
明日退院だけどしばらくはちゃんと気をつけます!』

「おう、」

 










伊織さんはそう言って笑うと、ドラケンくん達は少しだけ苦い顔をして笑みを浮かべた

…伊織さん、明日退院なのか…よかった







「伊織明日退院!?
じゃあ俺明日迎え行く!」

「おめでとう!伊織!!
じゃあウチ伊織の家行って色々やっとくね!」

『えぇ!いいよ万次郎、エマ…
前と違って歩けるし、家はなんもしてなさすぎて恥ずかしいし…』

「いいから!荷物俺が持つし!!
前と違ってそれなりに長く入院してたから荷物多いじゃん!」

「そうだよ!
前に着替え取りに行った時部屋全然汚くなかったし!」

『いや本当に大丈夫!自分でできるから…』

「ダメ!」

「遠慮しないで!
大丈夫!部屋には伊織が帰るまで誰も入れないから!!」

「え?エマ俺も?」

「マイキー当たり前じゃない!一人暮らしの女子の部屋勝手に入るなんてサイテー!」

「俺伊織ん家最近行ってない!!
三ツ谷と場地はこの前行ったんだろ!?エマまでズリィ!!!」

「ウチは合鍵預かってるからいいんですー!」

『そんなに万次郎ウチ来たいの?なんもないのに…』

「行きたい!!」

『うーん…じゃあ明日片付けたらご飯食べてく?
材料適当に買って…』

「いいの!やった!!」











マイキーくんは笑顔になってくるくるとはしゃぐ

ドラケンくん達は苦笑いを浮かべていた
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