第10章 Betrayal

『じゃあ私ここで』

「うん。
俺から見えるとこに居てね」

『わかった。』












神社に着いて、伊織さんはすぐに俺たちと別れた

？どうしたんだろ













「ドラケンくん、伊織さんは…？」

「ああ。アイツは今日の集会見学だ。」

「え？なんで…」

「さあな。
前には出ねえってアイツが言うならそうなんだよ」

「へ、へぇ…」

「あ、そうだ。
タケミっち、伊織が表に出ない集会の時はアイツの名前は禁句だ。
これから絶対口に出すなよ」

「は、はい！」














禁句って…一体なんなんだ？

伊織さんは何を考えてる？？？














「「「お疲れ様です！！！」」」


「っ！」














びっくりした…

東卍のメンバー達が綺麗に並んで真ん中を開けてお辞儀してる

その真ん中をマイキーくんたちが堂々と歩く



…何回見てもすごい光景…



















「これより新参番隊隊長、任命式を始める！！！」







「…参番隊隊長？」

「誰？」

「もしかして俺？」

「な訳ねえだろ！」











ざわざわと周りが喋る

…本命不在、、、まさか！













「新参番隊隊長！前に出ろ！！」












え、今マイキーくん、俺のこと呼んだ？









「誰？」

「さぁ」













「どけ！」

「あ？」











？なんだ？







後ろから背の高いやつと低いやつが歩いてくる

…あの2人のどちらかが新参番隊隊長、



まぁ、俺なわけねえか











2人はどんどん俺の方に近づいてくる




と、小さい方と目が合った












？あれ、アイツ見たことある


…誰だっけ…















ドサッ








「え？ありえなくね？」

「総長に背向けて座りやがった！！」

「挨拶しねえのか？」












アイツの行動にあたりはざわめく













「よく聞け！お前ら！！！
俺の後ろにいるこの方が！新参番隊隊長、稀咲鉄太だ！！！」