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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第10章 Betrayal


「あ、タケミっち」

「待たせたか?」

「あ、いえ…てかなんで銭湯…???」

『まぁ、いいからいいから』

「え???」













やっぱり混乱してる

そりゃ無理ないか













『あ、じゃあ私こっちだから。』

「うん。後でね」

「のぼせんなよ〜」

『大丈夫だって。』













男湯と女湯の前で別れる

…この銭湯、何故か女湯の方いつも人が少ないんだよなぁ










『はぁ…きもち』












今日のお客さんもおばあちゃんが2人だけ

…男湯の方からはそれなりにいろんな音が聞こえてくるのに、女湯はいつも人が少ない














「ばぁっ!」

「!?!?マイキー君!?」

「ハハッ!そんな驚く?」

「おい!うっせえよ!
ガキじゃねぇんだからよー
銭湯でハシャぐんじゃねぇよ」

「中3にもなってシャンプーハットつけてるやつに言われたくねーよ」

「うっせ!」














ふふ、楽しそう


にしても…あの図体でシャンプーハットは笑えるな

中学生らしからぬ風貌と体格

それなのにシャンプーが目に入るのだけはダメだなんて、、、思わず笑ってしまう

エマには絶対内緒だと言われてるからな…













「ドラケン君、怪我はもう大丈夫なんですか?」

「あ?こんなん屁でもねぇよ」













あ、けんちゃんの怪我

ちゃんと診せてもらえばよかった


退院したとはいえ、完璧には治ってない筈だ
















「ほうほう…えい!」

「ゴフッ」

「えっ!?」














万次郎…なんかやったな?












「テメェ!何しやがる!!」

「まだちゃんと治ってねーだろ。
無理すんなって」

「いきなり殴りやがって…治ってるとかの問題じゃねえぞ!」












は!?殴った!!?












『ちょっと!万次郎!!
そんなことしないで!!』

「げっ!伊織!?
聞いてたの!?」

『それだけ大声出してたら聞こえるわよ!!
病み上がりなんだからけんちゃんに無茶させないで!!』

「そうだ!テメェはいっぺん死んでこいこの野郎!!!」

「わっ!ちょ…」
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