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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第10章 Betrayal


「じゃ、幹部会始めっか。」

『っえっ!?』

「あ?どうした伊織」

『あ、いや、、、なんでもない…』

「?まぁいい。じゃあまずは…「ケンチンの退院祝い!!」

「おめでとう!!ケンチン!」

「「「ドラケンおめでとう!!」」」





ーパンパン!!!







『わっ!』

ボソッ「ほら伊織、クラッカー」

『あ、うん
おめでとう?けんちゃん!!』




ーパン!




「お、おう…!」

「ケンチン顔〜めっちゃびっくりしてる〜」

「そりゃ目の前でクラッカーぶっ放されりゃな…」















びっっっくりした…

タイムリープ先が幹部会だなんて、、、



それにクラッカーの嵐

ナホくんなんて3つも一人で鳴らしてる



…そっか、けんちゃん刺されて入院してたんだ

退院できてよかった…



って、、、さっきまでけんちゃんの未来を見たから胸にクるものがある…














「あー…ありがとう、お前ら。
この幹部会も延期にさせちまったし、色々と迷惑かけたな。」

「んなこと誰も気にしてねーよ」

「スマイリーの言う通りだ」

「無事でよかった」

「こんなことで死なれちゃ困るもんな!副総長!!」













みんながそう言いながらけんちゃんの肩を叩く

けんちゃんも満更でもなさそうにはにかみながら笑う












…けんちゃんが生きてる


笑ってる


みんな幸せそうに、笑ってる












「伊織?」

『あ、なんにもない……ちょっと、安心しちゃって…』

「…そっか。」












そう言って私は万次郎の隣に腰掛けた








幹部会…


壱から伍までの隊長と総長の万次郎、副総長のけんちゃん、そして私でこれからを考える会





…議題ってなんだっけ…???

流石に12年も前だし覚えてないな…
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