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ONE MORE CHANCE【東リべ】

第6章 Infighting


『タケミっち』

「あ、伊織さん…」

『あら、エマも来てたのね』

「伊織…!!
っく!ドラケン、大丈夫だよね?
本当に東卍2つに割れちゃったりしないよね!?」












タケミっちの運ばれたという病院に行くと、タケミっちに泣きつくエマがいた。

…不安だよね












『エマ、大丈夫!
私がちゃんと2人仲直りさせるから。
こういう時のために私がいるのよ?』

「本当…?」

『ええ!
だから泣かないで!
これエマの好きなシュークリーム。家で万次郎と食べて』

「!ありがとう!!」












エマの頭を撫でて彼女を家に帰すと、わたしはタケミっちと2人になった病室で話を進めた。












『…エマから大体の状況は聞いた?』

「はい。」

『エマにはああ言ったものの、正直かなりまずい』

「え!?」

『私は完全に2人から避けられてる。
あれから一度も会ってないもの。』

「…」

『それに東卍内部もなんとか持ってるけど、時間の問題ね。』












タケミッチも御察しの通り、現代と同じ未来が着々と近づいているってこと

このままだとけんちゃんは確実に死ぬ












『…とにかくタケミっちは怪我治すの専念して。
東卍内部のことと2人のことは私がなんとか食い止める。』

「あっ!
あの!俺も2人と話をしてみたいです!!
絶対に彼らの喧嘩を止めないと…東卍は本当に終わる…!」

『でも…
こう言っちゃなんだけど、タケミっちじゃ止められると思えない。
幹部勢でも止められない喧嘩なのよ?』

「それでも!俺だって何もせずに待ってるだけなんて出来ません!!
例え無駄でも、やらないよりやって後悔した方がいい!!」

『タケミっち…』












嗚呼、とても強い瞳

キラキラしてて、折れない綺麗な目













『…わかった。
もし私が2人に会えたらそれとなく話してみる。
あ、でも、病院退院してからよ?
それまでは医者として許可できないわ。』

「わかりました
ありがとうございます!」

『それじゃあ、お大事に』

「はい!」












私はそう言って病室を出て、4人のメンバーに一斉送信メールを送った
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