第5章 宗三左文字 / 触手パニック!? ★
口を塞がれたまま、ろくに声も出せないままにイってしまった。
その後、ズルり…とようやく口の中に入れられていた触手が引き抜かれた。
酸素を求めて大きく呼吸を繰り返していると、また腕や脚に触手が強く巻き付き、そしてその巻き付いたまま、天に向かってズズズズズ…と伸びていく。
「え…、え、えぇぇぇぇぇぇぇ!???」
3mくらい伸びただろうか。
うわ~、空からのいい眺め……じゃなくて!!!!
「ちょ、降ろして、降ろしてってば!! え、ちょ…っ!?///」
そんな状態でも、触手はまたイヤらしく巻き付いて来て
少し太めの触手が一本、無遠慮に私のナカに挿っていった。
「やっ…、イッたばっか、なのにぃ…っ///」
数回ずぶずぶとピストンを繰り返したかと思うと
ナニかがドクドクとナカへ注がれた。
「んぁっ…/// な、なに…!!??」
突然の事に理解が追い付かないでいる最中。
下の方で草木がガサガサ揺れる音がし、見慣れた二振りがその姿を現した。
「宗三…、お小夜…っ!!」
「ある…わわっ!?」
顔を上げてこっちを見ようとしたお小夜の眼をすばやく隠す宗三。
そして深いため息を吐き、すごく…凄く見慣れた冷めた目でこちらを見ながら言い放つ。
「…貴女、お小夜になんてものを見せつけるんですか」
「えっ!? これ私が悪いの!??」
確かに…確かに水浴びしてたから全裸だけど
どう考えても私が被害者じゃない!!!???
という顔で訴えてみるけども。宗三はお小夜のお目々を死守して微動だにしない。その冷めた目も微動だにしない。
いや、助けてよ!!!!??
「…はぁ。一体何なんです、ソレ」
「わかんない~!!」
と話していると。
急に空から声(?)がした。
『諸君!! 説明しよう!!
そのモンスターは”ぬるぬるスライム”だ!!』
「うっわ、そのまま過ぎるネーミング!!」
「作者の底が知れますね。それより急に空から声が聞こえる事に突っ込んでは?」
『この”ぬるぬるスライム”は女の子にちょっとエッチな悪戯をするだけであり、攻撃をしたり命を奪うような真似は一切しないから安心して欲しい!!』
「…だそうですよ。良かったですね」
「全然良くなくない!!??」