第5章 宗三左文字 / 触手パニック!? ★
「ではお小夜、僕たちは行きましょうか」
お小夜は大きく頷いて、宗三と手を繋いで歩き出した。
その様子を羨ましく思いながら見送り、服に手を掛けた。
「ん~~~~~、気持ちいい~~~♪」
気温も水浴びには丁度良く、泉の底もそこまで深くなかった為
とても快適だった。
この泉を見つけてくれたお小夜には誉をあげたいなぁなんて考えていると…
ぬるっ…
「…ん?」
何かぬるっとしたものが足元に触れた気がした。
もしかして魚とか、何かの海洋生物がいるのかな?と思い、目を凝らして水面を見つめるが何も見当たらない。
気のせいなのかな…?
そう思ってまたのんびりと脚を伸ばした瞬間。
「…!?」
ぬるっとしたものが今度はしっかりと脚に巻き付いた。
脚だけではなく、腕や腰…複数のぬるっとした”何か”が一斉に巻き付いて来たのだ。
「え、えぇっ!? なに、何なの!?」
ぬるっとした感触が気持ち悪くて反射的に振り払おうとしたけど、
その”何か”の力は強く、腕も脚も全く動かない。
しかも、その”何か”は全然目に見えなくて。
脳の処理が追い付かず、ただただ混乱するばかりだった。
「うっ…、何だこれ全然わかんない…ちょ、そう―――んぐっ!?」
取り合えず宗三とお小夜を呼ぼうとしたのだが
突然跳ねた水がまるで触手のように変化し、私の口内にねじ込まれた。
ぬるぬるとした触手のようなものが口内で出し入れされ、まともに声を上げる事が出来ない。
(なに…これ…っ、これじゃあまるで…無理やりフェラされてるみたいじゃん…っ///)
噛みちぎってやろうかと歯を立ててみるけれど、水(?)のくせに弾力があって全く歯が立たない。
しかもそれどころか、私の必死の抵抗に怒ったのか
腕や脚に巻き付いていた水の触手達が、私の身体の敏感なところをイヤらしく這い始めたのだ。
「んんっ…、んっっ///」
ぬるぬるした触手が、胸の先端やクリトリスを執拗に撫で回す。
まるで舐められているようで敏感に身体が反応してしまう。
無数の触手が同時に複数の感じるポイントを責めるせいで熱も快楽も高まるばかりで。
「んっ、んん…、ん…んんん―――///」