第3章 源清磨 / 映画館へ行こう ★
眼前に映る、他本丸の刀剣男士たち、それを見る観客、そして、熱心に私のを舐める清磨くんの姿…。聞こえてしまう、いやらしい音…。
そのどれもが余計に私を昇り詰めさせていき、身体がガクガクと震えた。
(だ…ダメだ、も…、もう…///)
清磨くんの頭を軽くトントン、と叩いて、絶頂が近い事を知らせる。気付いてこちらを見る清磨くんに、離して、と顔を横に振って合図するが…。
「ひぅっ!?だ、だめ…、はな、して…っ///」
清磨くんはにっこりと微笑んだ後、また私のソレに吸い付き、ラストスパートといわんばかりに手も舌も動かした。
こんなに激しくされたら…もう我慢が…っ///
そしてあっけなく、出来るだけ声を抑えるようにして達してしまった。
「ん…、ふふ。可愛くて美味しかった♪」
私のを飲み込んだ清磨くんは、とても楽しそうに、私にそう囁いた。
***
「…清磨くんの、ばか」
「あはは…、ごめんね。期限直して?」
映画館近くにある喫茶店で項垂れていると、私の好きなフラペチーノを手に清磨が戻って来た。
結局、映画の前半は記憶にあるけど、後半は全くと言っていいほど記憶にない。あの後、どうなったのか…。記憶の断片を頑張って思い出そうとしていると。
「ほら、この後もう一回見るし、ね?」
と清磨くんが申し訳なさそうに言った。
そっか。そういえば、観覧前に2回見る約束をしたんだった。
「…って事は、初めからこのつもりで!?///」
「あはは…、うん。ごめん、引かれちゃった、かな…?」
「引かない、けど…、もう!!///」
恥ずかしさのあまり顔を逸らすと、ふと時計が見えた。
確か、次の上映時間はあと30分もないはずだ。
「清磨くん、そろそろ出ないと次の上映時間が…」
「そうだね。次は見やすいように…真ん中か、前の方の席がまだ空いているといいね」
そうなれば、も喜んでくれるかなって思ったのだけれど。
ピタっと止まってしまったが、ゴニョニョと何かを言っていた。
「…?」
聞き取れなくて、聞き返してみると。