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体調が辛い時 (MHA、FGO)

第1章 ホークスの場合


しばらくしては目を覚ました。良い匂いが隣の部屋からしてきてベッドから降りてリビングに向かった。
部屋から出るとホークスがキッチンに立っているのが見えた。に気がついたホークスは、キッチンから声をかけてきた。
「もう少しで出来上がるけん、座って待っとってー」
その言葉に甘えて、座って待つことにした。少しすると小鍋と取り皿、レンゲを持ってホークスはキッチンからやってきた。テーブルにそれらを置いて隣に座ったホークスは、鍋の蓋を開けると鍋の中には鶏雑炊が入っていた。
ふわふわの玉子に鶏肉が食べやすい1口サイズに切られていてその上に小ネギが乗っていた。ふわっとした良い香りにお腹がぐぅーとなる。ホークスにお腹の音を聞かれてしまい恥ずかしくなっていると、肩を震わせて隣で声を出さずに笑っている。
「よかった、食欲はあるみたいだ」
そう言って、器によそっての前にレンゲと一緒に差し出した。は手を合わせていただきます、と言って食べ始めた。
出来たてで暑いため火傷しない様に冷ましながら食べる。自分で作った物よりも美味しくて夢中になっていつの間にか食べ終えていた。ふと、ホークスの方を見ると頬杖をついてこちらをじっと眺めていた。食べている様子をずっと見られていた事に気づいては今日、何度目になるか分からないが顔が赤くなった。ホークスは、そんな様子を見て満足そうだった。
「元気になってくれて良かった、本当なら食べさせてあげたかったんだけど…それは、また次回かな」
そう言うと、の手を引いてソファに座り自分の肩にの頭を乗せて髪を梳いた。それが気持ちよくて目を細める。外を見ると、すっかり日が暮れて夕暮れになっていた。ホークスのせっかくのオフを潰してしまって罪悪感が出てきてしまった。
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