第1章 ホークスの場合
普段のヒーロースーツもかっこいいが、今日の服装の黒のライダースジャケットに白いシャツにジーパンという格好も似合っている。そんな彼に見惚れていると2回目の呼び鈴が鳴り、慌ててドアフォンの通話ボタンを押した。
「ホークス遅くなってごめんね、今開けるね」
そう、言って玄関に向かう。
ガチャりと鍵を開けてそっとドアを開けると、扉の前に立っていたホークスは少し安心した顔になりに声をかけた。
「約束ん時間に来んかったけん、心配しとった。どげんしたんや?らしゅうなかとよ?」
そう言って、頭を撫でてきた。は少し恥ずかしい気持ちになったが素直に言った。
「ごめん、実は昨日の夜に急にお月様来ちゃって…夜に薬飲んだから朝には少し良くなってると思ったんだけど今の時間まで寝込んじゃってて…せっかくのデートだったのにごめんね…」
そう言って、が少し俯いた。ホークスは家の中に入るとをそっと優しく抱きしめた。