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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第5章 遮二無二〜伏黒恵〜


「ごめん!俺、そんなつもりじゃ……」

俺のキスがそんなに嫌だったのか?

「ごめん、大丈夫……恵、優しすぎだよ。」

どういう意味だろう。

俺はただみやびが好きなだけなのに。

それに、下心だってなくはない。

「俺、優しくなんかないよ。」

その時、みやびのバッグからスマホの音が聞こえた。

「ちょっとごめん。」

「うん。」

ここで気づいた。

俺、タメ口だ。

そう言ってバッグからスマホを取り出すみやび。

「もしもし……うん……わかった……ふぅ。」

スマホを膝の上に置き、深呼吸をするみやび。

「和田から?」

もういい、タメ口でも何でも。
みやびの婚約者も呼び捨てで構わないだろう。

「うん。今からウチに来るって。」

「どうするの?」

「どうにも出来ない。私に選択肢なんてないの。」

「せめて何か言ってやれば?」

「そうだね。何か言ってみる。」

「送るよ。」

和田に会ったら俺から何か言ってやろうと思った。


部屋の前まで来ると和田が居た。

「みやび腹減った、飯食わせてよ。」

何事もなかったかの様にみやびの手を取る和田。

「ハルくん……さっきの何?」

「お前だって伏黒と何やってた?」

「恵とは別に何も……」

「2人で仲良く帰ってきて何言ってんだ。ほら、早く部屋入るぞ。」

「和田さん、あんた何やってんだよ。」

睨みつけた。
もう、見てられない。

「伏黒、お前何えらそうな口きいてんの?」

みやびの手を離し、俺に近づいてくる和田。

「あんたはみやびの婚約者なんだろ?それなのに何で傷つける様な事ばっかするんだよ。」

「何言ってんの?お前。ガキのくせに……調子に乗るな!」

そして和田の右手が伸び、俺は思いっきり殴られた。

重いパンチ。

これが痛くないだと?

「恵!」
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