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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第5章 遮二無二〜伏黒恵〜


3人で硝子さんのところに向かう。

「みやび、まさかアイツか?」

人気のないところに来た時、真希さんが言った。

「真希……」

「惠なら大丈夫。口硬いし。」

「何なんですか?」

2人が何を言っているのか全くわからなかった。
すると真希さんは再びみやびの袖を捲りあげた。

「これ見てみろ。」

「えっ、これは……」

青あざの上に赤黒くなったアザがあった。
どこかにひどくぶつけた様なアザ。

「他にもあるんじゃないのか?」

真希さんは続ける。

「うん……服で隠れるところに。」

何だよ、それ。

「アイツ……まあいい、とにかく硝子さんとこ行こう。」

「硝子、大丈夫だから。ただのアザだし。大ごとにしたくないの。」

「わかった。」

どいういう意味だ?

「どういう事ですか?」

問いただす。

「みやびが1級になっただろ?」

真希さんが答えた。

「ええ。それがどうかしましたか?」

NAME1#は先月1級術師になった。

「アイツはそれが気に食わないんだろ?」 

真希さんがみやびに聞いた。

「う……ん。」

「アイツってみやびさんの許婚の事ですよね?」

みやびには子供の頃に親が決めた許婚がいる。
彼は去年高専を卒業した2級術師だ。

「アイツはみやびが先に昇級した事が許せないんだよ。」

「まさか……それで殴ってるんですか?」

「いいの、恵。そのうち治るだろうし。」

「みやびさん……」

「じゃ、私これから任務行くね。」


何事もなかったかの様に手をひらひらさせ、任務へと行ってしまった。



「伏黒、どうした?何か調子悪そうだけど。」

「本当、何か顔色悪いわね。」

午後からは体術の訓練だった。
だが、みやびの事が気になって訓練どころじゃなく、虎杖達に心配された。
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