第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜
抱き上げられてベッドヘ降ろされた。
毛布をかぶって抱きしめられて。
いっぱいイチャイチャした。
そして気づいたら朝だった。
「おはよう。」
目が覚めると大好きな人のニヤニヤした顔がすぐ近くにあった。
一瞬夢かと思い、瞬きしてみたけどやっぱりこれは現実だ。
「おはよ……何がおかしいの?」
「あまりに可愛い寝顔だったから。おはようのキスしてくれよ。」
顔を起こしてキスしてあげた。
「可愛い!」
「ヤダ!ちょっと!」
いきなり大きな体が覆い被さってきた。
「お前、反則だよ。朝から食べたくなっちゃうじゃん。」
「もうヤダァ!あっくんのエッチ!」
「食べちゃおうっと。」
朝から食べられちゃった。
「好きだよ、みやび。」
「私も好きだよ、あっくん。」
「俺と付き合ってくれる?」
「うんっ。」
こうして私は日下部篤也と付き合う事になりました。
「日下部、飴ちょうだい。」
仕事では今まで通りに接する私達。
「じゃあ、飴やるから胸揉ませろ。」
セクハラも相変わらず。
だけど、変わった事もある。
「ンンッ、ちょっとぉ、こんなとこでダメだよぉ。」
使われていない倉庫に連れ込まれる。
「誰も来ないからちょっと揉ませてよ。」
そう言って服の上から私の胸を揉みしだく。
そう、日下部篤也は有言実行になったの。
私はそんな彼がますます好きになった。
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