第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜
おまけ
「俺も歯医者行かなきゃな、虫歯だから。お前どこの歯医者行ってんの?」
「ごめん、あれ嘘なの。」
「どういう意味だよ。」
「歯医者には行ってないの。虫歯がうつったっていうのは嘘。」
「何故そんな嘘を?」
「だって……あっくんと……キスしたかったから。」
「そうか……嘘をついた罰だ、ここでキスしろ。」
ここは高専の渡り廊下。
「ちょっと、ここ職場でしょ!?誰が見てるかわかんないのに。」
「いいからじっとしてろ。」
「ンッ……」
その後2人で歯医者に行ったけど、2人とも虫歯はありませんでした。
〜おしまい〜