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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜


翌日、みやびの誕生日。

10時に映画館の前で待ち合わせ。

「おはよ。」

淡い緑のワンピースに身を包んだみやび。

今日も可愛い。

映画を見てからカフェで軽く昼飯食って、それから街をぶらついた。

「欲しいもんがあったら言えよ。」

「何だか最近優しいよね。」

「そうか?」

「うん。五条と別れられたのも日下部のおかげだし。」

「俺?」

「別れろって言ってくれたじゃん。あれで決心がついた。」

「そうだったのか。」

「うん。」

気づくと辺りは薄暗くなっていた。


「本当に何もいらないのか?」

「私の欲しい物はここにはないから。」

ここにないって一体コイツは何が欲しいんだ?

「晩飯どうする?」

「ご飯もだけど、ケーキも食べたい。」

「ワガママなヤツだな……ウチ来るか?ケーキ買って。晩飯はピザでも取って。」

言ってから後悔した。

何で誘ったんだろう。
しかもピザなんて。
誕生日なのに。

「いいよ。」

「えっ?いいの?」

驚いた。
てっきり断られると思っていたから。


ケーキと酒を買って俺の部屋に連れてきた。

いや、正確には連れ込んだ。


向かい合わせに座ってピザを食い、酒を飲む。

「これ、美味しい。」

みやびの為に赤ワインを買ってやった。

「だろ?甘めで飲みやすいんだ。」

「本当だ。」

「だからって飲み過ぎんなよ?」

俺も人のことは言えない。

ビールに始まり、今は日本酒を飲み始めた。

つーか、この状況だぞ?

飲まないとやってられない。

「ねえねえ?あっくんって呼んでもいい?」

頬を赤らめたみやびが言った。

「お前、酔ってるだろ?」

「ダメなのぉ?」

哀願するみやび。
エロい顔。
ヤバい。

「わかったよ、好きに呼べ。」

「あっくん♡あはは。」

「お前、好きな男がいるのにこんな事してていいのか?」

「あっくん……惚けてんの?それとも本当にバカなの?」

「何だよ。」

「こっち来て。」
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