• テキストサイズ

愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜


みやびの向かい側の椅子に腰掛けた。
いくらなんでも隣になんて座れない。

どうせ五条のことだろうと思いながら何があったか聞いた。

そしたら何と、虫歯になったから責任取れと言ってきた。

それ、キスしろって言ってるのと同じだぞ?

本気か?と聞いてみたら、うんと頷くみやび。
立ち上がり、俺の方へ近づいてくる。

惚れた女がキスしてくれと言って近づいてくるんだ。

断る理由がどこにある。
とりあえず抱きしめた。
柔らかい体。

いい匂い。

頭を撫でてやる。
キスしていいか念のために確認を取る。

こんな事初めてだ。

キスするだけでこんなに時間をかけるなんて。

キスするだけでこんなに緊張するなんて。

ゆっくり体を離すと、俺を見つめるみやび。
心臓が早鐘を打つ。

まだキスもしてないのにこんなになるなんて。

みやびの頬に触れ、唇を近づける。
ゆっくりと。
そして触れた。

や、柔らかい……

こんなに柔らかいなんて。
本当はこのまま押し倒したい衝動に駆られたが、必死に堪えた。
名残惜しいがゆっくりと離れてみやびの顔を見た。
目をウルウルさせながら俺を見てる。

か、可愛すぎる!

何だよ、その小動物みたいな目は。

そんな目で俺を見るな。

襲いそうになるだろ?


「みやび、もう昼だし何か食いに行くか?奢るよ。」

このままだと本当に襲ってしまいそうだから。

「う、うん、行く。」

ほんの一瞬、戸惑った様子を見せたが笑顔で行くと言ってくれた。


ウチのマンションの向かいの蕎麦屋へ連れて行った。


「ふぅ、美味しかった。ごちそうさまでした。」

「美味かったか。そりゃ良かった。」

蕎麦屋を出たところでさっき帰ったはずの女に出くわした。

「あ!あっくん、丁度良かった。忘れ物しちゃって。」
/ 119ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp