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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜


私は中村みやび。
1級術師で高専の教師。

今日は可愛い教え子達を連れて実習に来てる。

3級以下の呪霊が巣食う建物内で全ての呪霊を祓ってくるのが課題。

この子達の中には2級術師もいるからみんなで協力すれば楽勝なはず。

「30分もあれば大丈夫だよね?」

隣で飴を舐めてる日下部に聞いた。

「あ?まあ、そんなもんだろ。あー、ダルい。」

飴を舐めながらブロック塀にもたれ掛かってる日下部。

この人はとにかくめんどくさがりで困る。

楽して稼げるって理由で教師してるぐらいだから。

強い呪霊と戦うのも嫌なんだって。

死にたくないから。

だけど私、知ってるんだ。

いざって時は危険を顧みず助けに来てくれるって。


「ねえ日下部、飴ちょーだい。」

この人はタバコをやめてからよく飴を舐めている。

「いいよ……これ舐める?」

自分が舐めてる飴を私にくれようとした。

「それはヤダ。」

「えー、いいじゃん。お前と間接キスしたい。」

「ぜーったいヤダ!」

この人はいつもこんな調子。

セクハラばっかしてくるの。

私が学生の頃から始まって、悟と付き合ってる間はやめてくれてたけど、先月悟と別れてからまた始まった。

だけど私、知ってるんだ。

いざって時は頼れる人だって。

私が悟の事で泣いてたら優しく抱き締めて慰めてくれた。

嬉しかった。

いつもセクハラばっかしてる人がこんな事してくれるなんて。


「ちょっと見てこよっかなあ?」

学生達がなかなか戻ってこないから見に行こうとした。

そうしたら日下部に止められた。

「どうしても行くっていうならチューしてから行け。」

またセクハラ。

「セクハラで訴えてやる。」

こう言えば大人しくなる。

日下部の静止を振り切り、手首に巻いてあるヘアゴムで髪を一つにまとめながら中へ入った。

後ろから日下部が何か言ってたみたいだけど無視した。
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