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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜


飴を受け取り包みを開けてやる。

そして、一度自分の舌で舐めてからみやびの口に入れた。

「間接キスだな。」

「ヤダ、何で舐めたの?気持ち悪い。」

2人が別れたと聞いてからまたみやびを揶揄ったりちょっかいを出すようになった。

「気持ち悪いは酷いだろ。」

「だって………」

そして俺が一度舐めた飴を舐め回すみやび。


だから、エロい顔して舐めんなよ。

その時、部屋のドアが勢いよく開き、目隠しの五条悟が入って来た。

「みやびちゃーん!」

「悟……」

みやびの顔が一瞬だけ曇った気がした。

「大丈夫?日下部に変な事されてない?」

みやびに駆け寄る五条。


お前の心配事はそっちかよ。


「何もされてないよ。」

嘘をつくみやび。

「良かった、無事で。」

みやびの手を取る五条。

見つめ合う2人。


こんなところでやめろよな。


「さあ、みやび。報告に行くぞ。」

その言葉にハッとしたように視線を逸らせ、俺の方を見るみやび。

五条の手を振り解き、ベッドから降りた。

「じゃあね、悟。報告行かなきゃ。」

「行ってらっしゃい。」

寂しそうな五条。


ざまあみやがれ。


自業自得だ。


みやびと並んで歩く。

コイツはまだ五条の事が好きなんだろうな。

硝子の言う通り五条はみやびに未練たらたらだ。

押し倒すのも時間の問題だろうな。

硝子に指咥えて見てるのかって言われたけど、俺にはせいぜいセクハラが関の山。


「日下部、まさか虫歯じゃないでしょうね?」

「虫歯?さあ、どうだろうな。最近歯医者行ってないからわからんが。」

「虫歯だったらさっきのでうつったかも。」

「間接キスで?」

「うん。」

「そうか、もし虫歯になってたら責任とってちゃんとしたキスしてやるよ。」

こんな事が言えるのも後少しだろう。


五条と寄りを戻せば言えなくなるんだから。
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