第1章 その愛が、私を狂わせる〜五条悟+七海建人+夢主(3P)〜
「あれは全部遊びだよ。本当はみやびが好きだったけど、男がいるのに告白なんて出来ないだろ?」
私と同じだと思った。
「だから色んな女の人と遊んでたんですか?」
「お前だってそうだろ?」
「私は遊びなんかじゃ……」
「その方がよっぽど酷だろ?相手は本気で付き合ってるのにお前は他の女が好きだったんだろ?それは酷いよ。僕の場合は相手も遊びってわかってるからな。割り切った関係だよ。」
彼女たちは本気で私を好いてくれていたであろうに、私の心には常にみやびがいた。
「思い当たった?」
この人には敵わない。
「………はい。」
「僕さぁ、いい事思いついちゃった。」
「何ですか?」
何だか嫌な予感がした。
「僕と七海、2人と付き合ってもらうんだよ。」
五条さんは満面の笑みだ。
「ご自分が何を仰っているかわかりますか?」
この人にはついて行けないと思った。
「要するに3Pだよ、七海。何をするにも基本は3人でって事。デートも3人、食事も3人、寝るのも3人、もちろんエッチも3人。」
「そんな事みやびが受け入れるわけないでしょう。」
「お前はOKって事?」
今のままだとみやびはどちらとも付き合ってくれない。
それならまだ3人の方がいいのか?
「………みやびさんが良いのなら、私はかまいません。」
「よしっ!そうと決まればみやびに言うよ。」
みやびを五条さんの家に呼んだ。
「はい?何言ってんの?」
五条さんが経緯を話すと、みやびはこう言った。
やはりそうだろうな。