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愛欲♡【呪術廻戦】裏夢 短編 R18  

第3章 舌先三寸〜日下部篤也〜


だから待てって言ったんだよ。

何も考えずに突っ込むからこんな事になるんだよ。


渋々中へと入る。

こうなったらとっとと助けてご褒美もらうか。


「みやび!どこだ?」

名前を呼びながらさっき聞いた場所へと進む。

「みやび!」

角を曲がると床に倒れているみやびを見つけた。

「おい、大丈夫か?」

「く、さかべ……あそ……こ。」

みやびが指さす方向を見る。

一匹の呪霊がこちらへ向かってくる。

既に体のあちこちにダメージを負っているようだ。

「シン・陰流『抜刀』」

刀を抜き、呪霊を斬った。

「う、ああああ!」

断末魔をあげながら果てる呪霊。

どう考えても3級どころじゃない。

準1級、下手すりゃ1級レベルか?

みやびが戦力削ってくれてなかったら俺でも怪しかったぞ。

「ふう、疲れた……大丈夫か?みやび。」

倒れているみやびを見る。

「ちょっと……油断しちゃって、あばら折れてる。3級以下だって言われたけど絶対嘘だよね。ありがと、日下部。」

「お礼に後でおっぱい揉ませてくれ。」

「ヤ……ダ……」

「おい!みやび!」

意識を失ったみやび。

抱き上げると背中が血濡れていた。

あばらだけじゃねえな。

出血が酷い。

抱き上げて外へと急ぐ。


「みやびちゃーん!ダメじゃあん、よその男に抱かれちゃ。」

入り口の方から間の抜けた明るい声が聞こえた。

五条悟だ。

応援呼べとは言ったがコイツを呼べとは言ってない。

「もうお前の女じゃねえだろ?」

「アンタの女でもないじゃん。」

「ンンッ、うるさい。日下部、早く硝子さんとこ連れてって。」

気がついたみやびが言った。

「へえへえ、わかりましたよ。」

するとみやびはまた気を失っていた。



家入硝子のところに運んで治療してもらう。

「綺麗に治るか?傷跡残らないように。」

「任せて。」


廊下のベンチに座って待つ。

タバコが吸いたいが禁煙中。

飴で何とかやり過ごす。
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