第1章 その愛が、私を狂わせる〜五条悟+七海建人+夢主(3P)〜
「私と五条さん双方が納得する方法はこれしかないのかなぁと……」
七海までこんなこと言い出すなんて。
きっと五条の影響だろうな。
結局、2人の熱意にほだされて了承してしまった。
「チューして。」
いきなり言い出す五条。
アンタが七海のこと言いくるめたんでしょ?
腹立ってきたから七海とキスした。
彼は驚いていたみたいだった。
可愛いなぁ。
実を言うとこの人が高専に入学してきた時から気になってた。
まだ言ってないけど、その内に言ってあげようかな。
徐々に深くなる口づけ。
舌を絡め合い、唾液が混ざり合う。
七海が好き。
離れ難くなる。
でも、当然のように隣で怒り出すもう1人の男。
渋々、七海と離れ彼の方に向き直る。
するとキツく抱きしめられた。
この人も私を好きなんだと実感する。
そしてキス。
同級生で同僚で。
共に過ごした時間はとても長い。
その分、お互いをわかり合ってる。
お互いの異性関係まで完璧に把握してた。
この人が気になり始めたのはまだ高専生だった頃、女を連れて歩いているのを見かけた時。
綺麗な人だった。
腕を組み、楽しそうに話してて何だか焼けた。
後で聞けば、一夜限りだったと言われ安心したことを昨日のことのように覚えている。
薄暗いベッドルームへ移動し、五条が私を触り喘ぐ私を見ている七海。
「アァン、ヤダァ。」
声なんて抑えられない。
だって、凄く感じてるから。
五条に指で犯され、それを七海に目で犯されてる。
「アァ、らめぇ、イッちゃいそう。ごじょぉ。」
「いいよ、イッちゃって。ほら、七海も見てるから。」
そんなこと言われたら、変になっちゃいそう。
「悪い七海、お先にいただきまーす。」
「パンツだけ僕が脱がせちゃうね。」
下着を脱がせ、五条が問う。
「僕が先でもいいかな?」
「うん、来て、五条。」
「可愛いね、好きだよ。」
「ンッ、アァッ、私も好きぃ。」
「七海が見てるよ。」