第1章 その愛が、私を狂わせる〜五条悟+七海建人+夢主(3P)〜
ある日、その2人が揃って私のところへやって来た。
「どうしたの?2人揃って珍しい。」
この2人が任務以外で一緒にいることはまずないから。
「ちょっとね、みやびに言いたいことがあるんだ。」
五条が言った。
「言いたいこと?私、あんた達に何かした?」
「いえ、そう言うことではありません。」
七海が静かに言った。
「あのさ、僕ねみやびが好きなんだ。」
突然、五条から告白された。
「みやびさん、私もあなたが好きです。」
次に七海からも告られる。
何コレ、モテ期到来!?
いや、そんなこと言ってる場合じゃないか。
「えっと、何なの?いきなり。」
「みやびはどっちが好きか教えてよ。」
「そんな………私、2人とも好き。」
本当のこと。
断る口実ではない。
「2人とも…ですか。」
七海が困ったように俯いた。
「嘘じゃない。本当に前から2人のことが好きだった。だから、選べない。」
すると、五条が口を開く。
「わかった。ちょっと考えてくるからまたね。七海、行くぞ。」
そして、2人は帰って行った。
次の日は休日だった。
1人で買い物をしていると、五条から電話がかかってきた。
「今、何してんの?もしかしてエッチなこと?」
コイツはこういう男だ。
「お買い物。変なこと言うなら切るよ。」
「あー、待って!ごめん、ごめん。」
私が怒るとすぐに謝ってくる。
「今さぁ、七海がウチに来てるんだけどお前も来ない?2人とも好きならいいでしょ?」
強引な五条。
七海もいるならまあ、何もされないかと思い、軽い気持ちで行った。
それが間違いだった。
ソファに3人で並んで座る。
すると突然言われる。
「3人で付き合おうよっ。」
「はい?何言ってんの?」
私を挟んで左右に座っている二人。
五条の方を見る。
「僕と七海でみやびをシェアしたいの。」
必死な五条。
「アンタはともかく、七海もなの?このバカに賛成なの?」