第13章 グロッタの孤児
どうやら、出場者はコロシアムの宿に泊まれるからだ。
「とりあえず荷物を置いて2人がどうなったか見に行こうかしら?」
「あ、私はしばらくここにいます。
ベロニカさんとセーニャさんにも宿のことを伝えなきゃだと思うので」
「そう?じゃあお留守番たのんでもいいかしら?
あんまり、変な男の人とかについて行かないようにね?」
「シルビアさんたら、私もう立派な大人ですよ?
むしろ、おばさんの仲間入り1歩前…」
「何言ってんのよ!オトメには年齢なんて関係ないのよ。」
2人はクスクス顔を見合わせ笑った。