第82章 双子の運命
セーニャも皆と離れ離れになったが勇者との再会を希望に、人々を救いながら聖地ラムダへと向かっていた。
しかし、クレイモランの地方にあった黄金の氷山で足止めを食らっていたらしい。
「黄金の氷山が溶けたと聞いて来たら、まさかこんな所で出会えるなんて!」
ロウがうぅむと唸った。
「聖地ラムダ…そこに行けば魔王を倒す手がかり、神の乗り物について何か分かるに違いない。」
「神の乗り物?」
サランがキョトンとした。
セーニャもキョトンとする。
どうやら初めて聞くようだった。
「神の乗り物…。そんなものが…
そういうことでしたら、聖地ラムダの長老様がご存知かもしれないですね。
さぁ、聖地ラムダに向かいましょう。」
ブレイン達はうなづいて、ラムダへと続く道へ歩いていった。