第78章 鉄鬼軍王キラゴルドの正体
黄金兵はあっさり吹き飛ばされ倒れていく。
「ちっ、どいつもこいつも!黄金になってしまえ!
ゴールドアストロン!」
キラゴルドがオーブの力を放つ。
シルビアとグレイグに向かって黄金の霧が2人を包もうとした。
ドンとシルビアは弾かれる感覚がしてよろめいた。
何が起こったのか分からず、辺りを見回すとサランが自分を突き飛ばし黄金にされてしまっていた。
「サラン!?グレイグ!?」
シルビアが黄金にされた2人を見て声を上げた。
「一時的なものじゃ!シルビアよしっかりせい。」
「え、えぇ!」
狼狽えつつもシルビアは自分の頬を叩き気合いを入れた。その間にキラゴルドは自分に向けてバイキルトを唱える。
「まずいわ、ロウ様。キラゴルドの力が上がりました。」
マルティナが構えつつ、2人の様子を気にする。
「うぬ、攻撃される前にカタをつけたいとこじゃが…
ドルマ!」
闇の力らしきものがキラゴルドを包み爆発する。
「うぅ!」
キラゴルドは怯んだ。
しかし直ぐに体勢を整えゴールドフィンガーと言い黄金の爪をブレインに振り下ろした。
「……く!?」
かなりのダメージを受けたのかブレインは膝から崩れ落ちる。
「ブレイン!しっかりしろ!…な!?」
カミュが倒れたブレインに近づくがその瞬間、キラゴルドの手がカミュに振り下ろされた。
「うわぁ!!」
投げ飛ばされカミュも倒れ込む。