第77章 黄金城
言い争う2人に全員が間に入った。
「カミュ、熱くなりすぎじゃ。
お前さんの言い分も分かるが、そこまで怒鳴らんでも。」
「ロウ様の言う通りだ、カミュよ。」
ロウとグレイグがカミュに。
サランにはシルビアとマルティナが付いた。
「サラン、流石に言っていいことと悪いことがあるわ?カミュちゃんの気持ちも考えてあげましょ?」
「そうよ?とにかく、早くキラゴルドを見つけてその正体を確かめましょ?」
カミュもサランも2人して俯いた。
「ご、ごめんなさいカミュさん…変なこと言って。」
「オレも悪かった…」
ひとまず、お互い様ということでこの件は不問になった。
先へ進むと下り階段があり一同は降りていく。
その部屋にはうさぎの黄金像が飾られ、扉が2つあった。
内側からかかっていた鍵を解錠し扉を開けると先程自分たちが開かないと言っていた扉だと言うことがわかった。
「となると、もう1つの扉に進んだ方がいいな?」
カミュはスタスタと歩き出し、奥側の扉を開けた。
扉は廊下に繋がっておりさらに奥の部屋が現れた。
ここでも黄金の山があり黄金のスロットが置いてある。
さらに子馬の黄金像が飾られていた。