第77章 黄金城
反対側にある扉をブレインは開けようとした。
しかし、こちらも鍵がかかっていたため開けられなかった。
「ふむ…仕方あるまい。真ん中の部屋に入るとしようかの?」
ロウに言われブレインは真ん中の扉を開ける。
扉は簡単に開き部屋の詳細が見えた。
「黄金兵が見回りしてるのと…あれは何?
何かガラクタっぽいのが見えるけど…」
サランが入って確かめようとした。
すると、ガラクタがいきなり形を成しその拳はサラン目掛けて振り落とされる。
「危ない!」
マルティナに手を引かれサランは間一髪、その拳から逃げることが出来た。
「マルティナさん…!ありがとうございます。」
「気をつけて、今の私たちはキラゴルドの根城にいるんだからね?
罠の可能もあるから、慎重に。」
「はい…!」
マルティナは薙刀を出して魔物に対峙した。
「あれは、ゴールドマンじゃな?」
ロウがその魔物を観察する。
「とりあえず、敵意があるみたいだから倒しちゃいましょ?」
シルビアも参戦し始めた。
ブレインがいきなり、覇王斬を叩きつけた。
「やるじゃない!さすがブレインちゃんね!」
シルビアは剣で相手の体を切りつけた。