• テキストサイズ

月夜の歌姫

第77章 黄金城


カミュはさらに続けた。

「預言者の言う贖罪が何なのかはまだ分からねぇ。
でもお前たちと旅を続けていくうちに、その予言とやらを信じられる気がしたんだ。
……お前も見ただろ?この場所に、黄金になった妹がいたはずなんだ。」

マヤがいたらしき場所には地面に金が広がっているだけで彼女の痕跡がなかった。

「この辺りには黄金を集めている、キラゴルドってやつがいるんだってな。
恐らく、そいつの仕業だろう。
捕まっていた時に聞いたんだがやつの根城がこの北にあるらしい。
乗り込んで、マヤを取り返してやる!」

カミュは自分の手を握りしめ見つめた。

「黄金像にされた、クレイモランの人たちも助けなきゃならないし…行くしかないわね!」

シルビアの提案にみんながうなづいた。

「ありがとう!どうか俺も戦わせてくれ!」

カミュの申し出にブレインは当たり前だと言った。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp