第75章 カミュの秘密
攻撃を受け止めたグレイグは足を1歩前に出して黄金兵をなぎ払う。
その様子を見ていた兵士長がうむと唸った。
「なるほど流石に一筋じゃあいかねぇな」
グレイグは厄介だと判断してグレイグに向かって、他の兵士と共に一斉攻撃を仕掛けた。
グレイグは大剣で攻撃を受け止めるも兵士長も力が強くお互いにギリギリと力比べになった。
「……く!シルビア!」
グレイグがその名前を呼ぶとシルビアはしなやかに体を動かし他の兵士の攻撃をかわすと兵士長の後ろに着地する。
「なんだと!?」
「後ろががら空きなんて基礎がなってないわね?」
そう言うとシルビアは兵士長の体をレイピアで切りつけた。
その様子を檻から見ていたサランは関心した。
グレイグの状況判断と言い、シルビアの機転を利かせられる身体能力と言い。
そして少し、その息の合うことにちょっとの嫉妬をした。
ロウとブレインがグランドピュネラで周りの兵士を一掃してそれでも残った残党はマルティナによって倒された。