第68章 カジノの町グロッタ
カジノではブレインたちがラブリーエキスを受け取るためにスロットでコインを貯めていた。
「いたわ!ブレインちゃーん!」
シルビアの声に気がついたブレインたちはシルビアとサランの所へ集まる。
「何かわかったことがあったのかの?」
「えぇアタシたちの考えは当たっていたわ。
マルティナちゃんはここに来ていたの。
でも、反撃に出てから一緒に戦った剣闘士たちも帰ってきてないみたいで。」
シルビアの話を聞きながらロウは考え事をする。
「そうか、こちらも気になったことがあっての。
カジノへ行った客がカジノから出たところを見た者がおらんそうじゃ。」
「消えた剣闘士に消える客。どうも偶然だとは思えない話だな…。今、我々もVIPのところが怪しいと思ってVIPへ行くためのアイテムを集めていたところだ。」
グレイグは溜まったコインをラブリーエキスと交換しに行った。
すぐに戻ってきたエキスをブレインに渡す。
VIP席への道を塞いでいた魔物が通してくれた。
上に上がっていくと楽しげな声が響いてきた。