第63章 再会と別れと再出発
涙を拭いてシルビアはみんなにお礼を言った 。
「アタシのわがままに付き合ってくれてほんとうにありがとう!
ブレインちゃん、みんな!改めてよろしくね。」
どこかスッキリしたようなシルビアにみんなもうなづいた。
サランもペコッと頭を下げる。
「私も、改めてよろしくお願いします。」
「そういえばブレインちゃん、アタシの船使うでしょ?船は町を出て東の浜辺に置いてあるから自由に使って?あ、あとこれも落ちてたわ。
パレードの時に拾ったのよ。」
シルビアは懐から馬の呼び鈴を出してブレインに渡した。
グレイグがそれは助かると前へ出てくる。
「船があれば今まで行けなかった場所にも行けるようになる。
これまで通り仲間を探して聖地ラムダを目指そう。」
グレイグのことばにみんながうなづいた。