• テキストサイズ

月夜の歌姫

第61章 前を向くために


すると、茶色かった瞳の色が銀色に輝き暖かい光に包まれた。

「お母さん?」

くるりとサランを半回転させドアのほうに向かせた。
するとパンと背中を叩き明るい声を出す。

「サラン、愛してるわ。行ってらっしゃい。」

サランの頭を撫でると桜のような薄いピンクの髪の毛もグレーがかった銀色に変わった。
サランは母親に背中を押され決意を胸に扉に向かって走り出し勢いよく開けた。


お母さん!
いってきます!


サランの背中に母親は優しく笑った。


元気でね…愛しているわサラン
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp