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月夜の歌姫

第59章 闇を愛するものと光を願うもの


ユキがゾルデの腕に噛み付いた。その隙にジエーゴが走り出しゾルデに切りかかる。ゾルデは胸元でジエーゴの剣を受け止めたためダメージが入った。

「我が…影!」

ゾルデは叫ぶと自分の分身を作り出した。影はゾルデ本人に力が上がる呪文をかけてきた。力を増したゾルデがジエーゴに切りかかる。すかさずサランはジエーゴの前に立ちはだかり攻撃を防いだ。

「ジエーゴさん!しっかり!」

「すまない…!ふん!」

ジエーゴはすぐさまサランの背後を飛び出し影を切りつけた。サランもゾルデを無理矢理押し返し影へとはしると影に扇の舞を繰り出した。影は影でしか無かったのかゆっくりと下がると消えていった。

「ほう、なかなかやるようだな。
しかし、闇の前に消え失せるがいい!」

ゾルデは2本の剣をサランに叩きつける。サランは衝撃で片膝を付いた。
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