• テキストサイズ

月夜の歌姫

第6章 食後の運動は怪物退治?


シルビアとマーガレットは始めこそゆっくりだったがその圧倒的な速さでどんどん騎士を追い越し、3週目に入る頃には王子との一騎打ちだった。

「あの人ファーリス王子と張り合えるなんてすごいなぁ!」




「王子ー!負けないでー!」

ラストスパートにもなると観客のボルテージも最高潮に上がる。

「シルビアさん…!」

その走りを見たサランはシルビアの真剣に戦うかっこよさに言葉を失った。



「キャー!王子様が優勝したわ!」

「さすがファーリス様!!」

「おめでとうございます!!」

レースの結果は僅差で王子の優勝だった。

「あー!さすが王子様だね〜
シルビアお姉さまでも勝てないかぁ…
あれ?サラン?おーい?」

ニコスがやっぱりね〜と笑った。
それに対してサランはぽやんと頬を赤く染める。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp