第52章 鍛錬を重ねて
サランは慣れない覚えた呪文を放ってみる。
「ま、マホトラ!」
サイクロプスから魔法ポイントを奪ってみるが奪えた気がしない。
「あら?サラン、いつの間にそんなの覚えてたの?」
「呪文自体は色々覚えてたのですがあんまり使わないかなって…」
シルビアにハハハと苦笑いをした。
マルティナが急に走り出しくるりと回ったと思ったらおしりでサイクロプスに体当たりする。
「え!?マルティナさん!?」
サランはマルティナの攻撃の仕方に驚き声が出た。
そんなサランをよそにマルティナは至って普通じゃない?と言った素振りを見せる。
「さっき、経験して思いついたのよ。
意外とこれが強いんじゃないかって。」
サランは戸惑いを隠せなかった。