第52章 鍛錬を重ねて
サイクロプスは何が起こったのか分からないという顔をしていたが状況が分かるとすぐさま攻撃態勢に入り足で地面を踏んづける。
どしんと言う音と地面が揺れた衝撃でセーニャとカミュが腰を抜かした。
「セーニャ大丈夫!?」
「カミュさん!?」
「すみません…バランス崩してしまいました…」
「俺もちょっと…」
ベロニカがセーニャの前に立つ。
カミュはサランに苦笑いした。
ロウが先に癒しの雨を降らせる。これで何回か傷を癒すことが出来る。シルビアは早速自分にバイシオンをかけた。
「何をしたんですか?」
「うふふ、あんまり使ってなかったけどこれで少しは攻撃の力が上がるのよ」
ブレインがデインを放つ。小さな稲妻がサイクロプスに落ちる。しかしサイクロプスは動じもしない。
ベロニカがメラミを放つ。
火の玉がサイクロプスに当たるとサイクロプスも先程受けたデインの衝撃もあったのか少しよろめいた。