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月夜の歌姫

第52章 鍛錬を重ねて


シケスビア雪原を進むとトロルとつららスライムがウロウロしている。

「ちょうどいいわ、ゼーランダ山に入る前に自分たちがどれくらいの実力があるのか確かめてみましょう。」

マルティナがそう言うとつららスライムの注意を引く。マルティナに気づいたつららスライムが仲間を呼び襲ってきた。

「5匹…?」

つららスライムは5匹集まってきた。

「さて、やるか!」

カミュが肩を回しながらつららスライムの前に立つ。
ベロニカもやる気満々だった。

「新しい呪文を覚えたからちょっと試してみたかったのよね!」

ベロニカはそう言うとイオラと大きな声で唱えた。
つららスライムの周りが爆発を起こし3匹ほどその威力に倒れた。

「おいおい、ちょっとそれはやりすぎだろ。
じゃあ俺も!眠れ!」

カミュが楽しそうに笑った。
まるでバトルを楽しんでいるみたいだ。カミュはスリープダガーを繰り出した。
傷ついた1匹のスライムが眠りについてしまう。

サランはその隙に扇の舞を繰り出した。
眠っているつららスライムに1回、戦闘態勢にあるつららスライムに3回の攻撃が当たった。
起きていたつららスライムは瀕死になったのかよろよろとしている。

「やるじゃねぇか!」

カミュが手を挙げハイタッチしてくれた。

「はぁ!」

マルティナがタイガークローを繰り出し眠っているつららスライムを起こすことなく倒した。
ユキが最後に瀕死のつららスライムをひっかき、つららスライムは全滅した。
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