第52章 鍛錬を重ねて
シケスビア雪原を抜け、始祖の森へと向かうためゼーランダ山へと目的地を歩みを進める。
ゼーランダ山とシケスビア雪原の間に湖があるのを見つけた。
「あれはなんでしょう?何かが閉じ込められてるような…?」
セーニャが氷の塊を指差す。
湖から氷が盛り上がって固まっていた。
「うわ…これは…龍か?」
カミュが氷の塊に近づいて観察をする。
龍が氷漬けになっており溶けたら今にも動き出しそうだ。辺りを見回すと湖だけでなく滝も凍っていることが分かる。
「さすが、氷獄の湖とだけあるわい。
さて、氷獄の湖があるということはこの先ゼーランダ山がもう目の前じゃ多少、魔物が強くなっておるから気をつけるとしよう。そうじゃ4人ずつ二手に別れてそれぞれ鍛錬を積むとしよう。」
話し合いの結果
ブレインとロウとシルビアとセーニャ
カミュとサラン、マルティナとベロニカというメンバーになった。
もちろん、ユキはサランと一緒じゃないとイヤだと毛を逆立てた。