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月夜の歌姫

第5章 ファーリス杯の前夜


リハーサルでは仲間が既に準備を終え団長を待つだけの状態だった。
シルビアは持ち場に行くと言いステージから離れた所へ行く。

「さて、諸君!リハーサルを始めますぞ!」

団長がやってきてリハーサルが始まった。
やがて日も暮れてきた頃、お客さんがゾロゾロと入ってくる。

「流浪旅芸人のシルビアですって!」

「俺はなんと言っても歌姫のサランちゃんだなぁ〜」

「私、ニコスさんの踊りがみたい!!」

「団長さんの紹介だって面白いわよね!」

あっという間に客席は満席になりショーが始まるのを今か今かと楽しみにしている。
その中には昼間にサランが見た4人組ともう1人、深くフードを被った者がいた。

「あの人たちも来たんだ…」

5人はステージが見えにくいであろう奥のテーブル席へと座った。
団長が司会者となりショーを次々と進行していった。
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