• テキストサイズ

月夜の歌姫

第50章 さらなる先へ


しばらくするとブレイン達が船に戻ってきた。

「あれ?カミュ?船に戻っていたの?」

ベロニカが戻ってきていたカミュを不思議に思った。

「まぁ、ちょっとな。そんなことよりブルーオーブは手に入ったのか?」

ベロニカが得意げにもちろんと胸を張って事の経緯を説明してくれた。

「まさか、魔女が2度も女王に?そんなことあるのですね…」

「そういえばサランはあの時、何も見えなかったの?」

「…はい。特に何もなくて。だからきちんとシャールさんが本から出られたのだと思ってました。」

シルビアは不思議ね…と腕を組んだ。
そこへセーニャが1つの可能性を話した。

「もしかして、力を失っていたから見えなくなっていたとかでは?」

「そうなんですかね…?」

みんなのやり取りを見ていたロウが面白そうに笑った。

「何はともあれ、オーブは無事に揃ったんじゃ。
…よいか!わしらの旅はまだまだ続くぞ!
いざゆかん!命の大樹のもとへ」

そう言うロウのカバンからパサりと何かが落ちた。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp