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月夜の歌姫

第49章 氷の魔女リーズレット


リーズレットの封印が成功したことによって氷漬けになっていた街が元通りになっていく。

「氷が…溶けていきます」

セーニャが辺りを見回す。まるで止まっていた時が動き出したかのように人々は何事もなく生活の続きを始めていた。

突然、エッケハルトが持つ魔導書が眩しく光りだした。と思ったらすぐに何かが、本から飛び出す。
光が消え飛び出したのはシャール女王だった。

「あれ?ここは?」

シャールはキョロキョロと辺りを見回す。
そこへエッケハルトが近づいてきた。

「おぉ、ご無事でしたか!シャール様」

シャールは1度キョトンとしたが何かを思い出したかのように話し始めた。
シャールによると魔女が現れ、自分を本に閉じ込めた後にシャールに化けていたとのこと。
その様子を見て記憶にも問題ないとエッケハルトはホッとした。
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